いざ!龍安寺へ!!
2025.07.15
皆様、はじめまして
今年4月からアリアの一員となりました、櫛田と申します。
突然ですが本日は、私の大好きなお寺『龍安寺』へ、軽くトリップしていこうと思います。
私は大学時代に初めて訪れ、その後の人生の指針となるような、ある言葉に出会いました。
いざ、京都へ!
いざ!龍安寺へ!!
枯山水の庭園
龍安寺といえば、なんといっても枯山水の庭園が目玉ですよね。龍安寺と言ったら枯山水、枯山水と言ったら龍安寺といっても過言ではないほど、世界的に広く知られているお庭です。
(櫛田撮影)
枯山水とは、その字のとおり水を用いず、岩や砂・苔などで山や水の流れを表現した日本庭園のことを言います。目で見るだけでどこか力を感じる光景であることが伝わると思いますが、実際に足を運び、五感、六感で味わっていただきたく思います。訪れたことのない方は、この場の空気をぜひ、全身で味わってみてください。
お庭には計15個の石が置かれていますが、どの角度からもすべての石を一地点から見ることができないように設置されています。これは東洋で完全な数字を表す『15』から『1』を除くことで不完全を意味しているのでは、と言われていますが、なんとこのお庭は作者すら不明の為、真相はついぞ知ることができません。様々な説・考え方がありとても面白いので、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。
吾唯足知
私櫛田の激推しポイントは、庭園とは別にあります。それは、庭園を左手に、建物をくるっと回って裏手にある、蹲踞(つくばい)です。真ん中のお水が入る部分を漢字の「口」と見立て、上下左右にある文字と組み合わせ、てっぺんから時計回りに読むと『吾(われ)唯(ただ)足(たることを)知(しる)』という言葉が浮かび上がってきます。
この言葉は釈迦が説いたもので、私の座右の銘でもあります。人の数だけ解釈の幅があると思いますが、私は「自分にないものばかりを見て不平不満を漏らし、また悩みを抱くな。自分には自分の良さがあるのだから、与えられ磨いてきた武器を信じろ」と解釈しています。足ることを知る者は貧しいといえども富めり、足ることを知らぬ者は富めりといえども貧し。心の豊かさに関する言葉で、なんだか考えさせられます。
さて、良い頃合いですので、お池の水面に浮かぶ睡蓮を見ながら、帰路につきましょう。
はい、おかえりなさい。数分の旅でしたが、いかがでしたでしょうか?
よろしければまた行きましょう!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。