ごあいさつ

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012 監査基準委員会報告書の新起草方針に基づく改正版(公開草案)を続々と公表

 平成22年4月30日、日本公認会計士協会は監査基準委員会報
告書の新起草方針の概要(平成22年2月26日公表)に基づき、以
下6本の監査基準委員会報告書の改正版(公開草案)を公表した。
なお意見募集期限は平成22年5月31日までとなっている。

・分析的手続
・内部統制の不備に関するコミュニケーション
・財務諸表監査における総括的な目的
・監査役等とのコミュニケーション
・経営者確認書
・確認

 新起草方針に基づく監査基準委員会報告書の改正版は合計37
本が予定され、今回の公表で20本の改正版(公開草案)の公表に
至っている。ちなみに37本も改正される理由は、2009年3月に完
了した国際会計士連盟の国際監査・保証基準審議会が行うクラリ
ティ・プロジェクトで公表された37本の国際監査基準と国際品質管
理基準に合わせるためと考えられる。

 これらの改正は会計の国際化(国際財務報告基準の導入)だけ
でなく、監査の分野においても国際化が求められているという表れ
であろう。

 また、監査基準委員会報告書の改正版の適用時期は平成23年
4月1日以後開始の事業年度に係る監査より適用される予定となっ
ており、監査法人をはじめとする会計監査人には適時・早急な対応
が求められることになる。